新築住宅のほとんどがオール電化になっています。
それは約30年前に中国電力が、各住宅会社にオール電化にしたら謝礼金を出していたからです。
なぜ中国電力は新築住宅をオール電化にしたかったと言えば、原子力発電所の電力を夜間に消費したかったからです。
原発は止めることができない為24時間電気を作り続けます。すると夜間は電気が余ります。
そこで夜間の電気代を安くして電気を使ってもらうために割引の料金を作ったのです。
夜間に安い電気代を使ってお湯を沸かす、電気温水器やエコキュートを使うオール電化住宅をすすめたのです。
ところが10年前の原発事故で、ほとんどの原発が止まったままなので、各電力会社は夜間の電気代を上げてきています。
それでもオール電化の家がいいという思い込みの方が多いのも現実です。
それは、一時期中国電力がオール電化のコマーシャルを大量に流したり、大手住宅メーカーは当たり前のようにオール電化をすすめてきたからです。
だからオール電化の方がおしゃれで現代的と、何も考えずに電化住宅にされる方もいらっしゃいます。
電化住宅の一番の問題は、IHヒーターから出る電磁波です。
同じ電磁波を使う電子レンジは、レンジの中に携帯を入れると圏外になったりアンテナが1本しか立たなくなるくらい電磁波が出ないように防御しています。
しかし料理をする人は、何も防御していないIHヒーターの前に長時間立つことになります。
電化住宅にする人は、おしゃれで掃除のしやすいIHヒーターを採用したいから選んでいると思います。
でも人に害を与える電化住宅はいらないのです。
平家研究家 桧垣 幸夫