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家づくりコラム

2025.01.14

長く心地よく暮らすための設計のコツ

こんにちは。
山口県で平屋を専門に設計施工している、平家工房みともです。

私たちは、「この先もずっと、ちょうどいいサイズ感で住み続けられる家」をテーマに平屋づくりをしています。


平屋はワンフロアで過ごすことができるため、子どもからシニアまでどの世代も住みやすい家と言われていますが、
年齢を重ねて生活スタイルが変わっても、同じ家でずっと快適に暮らしていけるよう、設計する際にちょっとした工夫をしています。


例えば、介護を想定するほどの徹底した設備とまでいかなくても、
将来車いすになった時のために広めのスペースをとっておいたり、
玄関に手すりや靴の脱ぎ履きに便利なベンチを作ったりしておけば、
赤ちゃんからシニアまで誰にとっても優しい環境になります。


今回は、長く快適に暮らし続けるための工夫を場所ごとにピックアップしてみました!

■玄関

・将来手すりを取り付けられるように、壁の下地を強化しておく。
・土間や小上がり部分に、ベンチを設置できる広さを確保しておく。
→子どもからシニアまで靴の脱ぎ履きや準備作業をサポートしてくれます。ベンチはちょっとした荷物置き場としても便利です!


■LDK

・キッチン内のスペースを広く取る、家事動線を短縮する。
→お子さんが足元で甘えてくる子育て時期から、年齢を重ねてスムーズに動くことが難しくなった時まで、家事のしやすい家は毎日が快適です。

・主寝室をリビングの近くに配置、将来的にワンルームのような暮らし方をする形を想定してLDKをデザインする
→動線は短い方がストレスを感じにくくなります。


■寝室

・主寝室とトイレはなるべく近い位置に。
→年齢を重ねた時も安心。暗い中でも歩行がしやすく安全です。
・夫婦の寝室は別であっても、お互いの気配が感じられる配置にしておく。
→それぞれの時間やプライバシーを守りつつ、孤独感を感じないように。
新築時に寝室が一緒の場合は、お子さまが独立した後の部屋をどちらかの寝室として使ってもいいですね。


■トイレ

・トイレのドアは幅が広いものを選ぶ。
・トイレ内のスペースはなるべく広めに。
→可能であれば、ドアは引き戸がおすすめ。力を入れなくても開け閉めが楽です。

■浴室、洗面スペース

・浴室の床は、滑りにくく乾きやすい素材にする。
・洗面所を広くしてランドリールームを設置。身動きしやすく洗濯干しスペースにも○
→今後、夏がさらに暑くなる可能性も考慮し、乾燥機の設置や室内干しができるランドリールームを計画してみては。


■扉、サッシ

・力をいれなくても扉を開けられるよう出入り口はなるべく引き戸に。
・重いサッシにはバータイプの取手を取り付ける


家は、20年、30年と長く暮らし続けるものです。
今だけのことを考えるのではなく、将来についても想像してみましょう。
お打ち合わせの際に、将来についてもヒアリングさせていただきますので、小さなことでもご意見や想いをお聞かせくださいね!


また、平家工房ではずっと同じ家で安心してお過ごしいただけるよう、
オーナーさまを対象としたリフォームのご相談も承っています。
お気軽にご連絡ください。


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