今、銀行の動き方が変わっています。
今までは、本業のお金の貸し借りで経営が成り立っていましたが、今は低金利で本業ではもうからなくなっています。
貸付先も、企業から個人にかなりシフトしています。
業績好調の企業は、お金を借りてくれといってもなかなか借りてくれません。貸してほしいと言ってくるところは業績不振の会社が多くて貸せません。
それより個人には、個人情報をチェックして貸し出すので住宅ローンは安全な貸し付けになります。
企業だと1000万円借りてもらうのに苦労しますが、住宅ローンだと2千万円、3千万円と簡単にローンを組んでくれます。
そして住宅ローンは、家族と住むためのローンですから確実に返済します。
この住宅ローンですが、県内の銀行もネット銀行を意識した金利になってきています。
変動金利で西京銀行が0.55%、山口銀行が0.575%、広島銀行が0.555%と安い金利で対抗しています。
しかしネット銀行のAUじぶん銀行の住宅ローンは、条件が付きますが0.289%という破格の金利の商品を出しています。
とは言ってもネット銀行は、全くの素人がネットを使って自分で手続きしなければならないから大変です。
土地から購入して家を建てる場合には、土地代を支払うのに銀行のつなぎ融資を使って支払わなければなりません。そして建物の中間金などもつなぎ融資を利用するなど、個人でするには分からない事ばかりで結構手間がかかる作業になります。
その点銀行のローンは、銀行の担当者と打ち合わせしながら手続きができますので安心です。
いずれは銀行も、いろんな手続きはネット経由でするようになると思いますが、住宅ローンなどはプロに任せたいものです。
平家研究家 桧垣 幸夫