最近、引違いの窓を付ける家が少なくなりました。

その代わり、すべり出し窓を付ける家が多くなりました。
すべり出し窓は引違い窓と違って、閉め切ることができる窓です。
閉め切ることによって気密性が上がるからです。
私が住んでいる30年前の家は、玄関と勝手口を除いてすべて引違い窓になっています。
昔の窓はほとんどが引違いで、水周りの窓は換気と防犯のため面格子の付いた窓です。
他にある窓と言えば、はめ殺しのFIX窓位でした。
最近は気密性を考えるようになり、すべり出し窓が増えてきました。
そしてさらに、窓を小さくしたり、トイレや浴室の窓は付けない家も増えています。
でも窓の役目って何でしょうか?
やはり風通しや明り取りです。
冬は、太陽の光がありがたいものです。リビングなどに太陽の光が入れば、昼間はエアコンなどの暖房器具を付けなくても充分暖かいです。
そして夏は、昼間は別として、夕方や夜は窓を開けると風が入ってきて涼しい家になります。
この様に引違いで大きな窓は、暖かくも涼しくもしてくれ、家には必要なものです。
そこで、朝日や西日を避けるため東と西の窓は小さな窓にし、日当たりや風通しを考え南と北は比較的に大きな窓にすると快適な家になります。
平家研究家 桧垣 幸夫