入居されて10年経つと、床下の点検を行っています。
これはシロアリ保証延長の調査です。
家の周りをチェックし、床下に潜ってシロアリが付いていないかチェックするのです。
床下に潜って思うのですが、基礎パッキン工法ってすごいですね。
床下はどの面もカラッカラの乾燥した状態です。
これではシロアリも近づけません。
だから基礎パッキンを作っている会社は、10年保証し、そして最長30年まで延長保証するのです。
ただ、調査のため床下に潜るのは大変です。
実は床下は、迷路のようになっています。
真っ暗な中を懐中電灯を持って入るのですが、途中で自分が今どこにいるのか分からなくなるのです。
基礎伏せ図を持って入るのですが、高さ40cmの狭い空間で、各部屋の下の入り口が50cmになっているので、どの入り口から入ったかが分からなくなるので、まるで迷路です。
調査を終えると汗びっしょりで、ハーハーと息をついています。
そのくらい狭い空間を動くと体力を使います。
閉所恐怖症の方には絶対無理だと思います。
床下がいつも乾燥した状態という事は、家全体にもいい環境になります。
シロアリ駆除の薬剤を使っていないので、人にも優しい家づくりになります。
平家研究家 桧垣 幸夫