引渡し後１０年間は瑕疵担保責任が建設業界では義務化されています。
瑕疵とは、見えないキズや不具合のことです。
構造体の不具合や、屋根や窓からの水漏れに１０年間の保証があります。
瑕疵がある場合は、多くは保険を使って直すという制度を取り入れています。
しかし今は、構造体の瑕疵は基礎の配筋検査や棟上げが終わった後の躯体検査をしていますのでほとんど発生しにくいです。そして水漏れも、防水検査をしている家はほとんど発生しにくいです。
特に水漏れの可能性の多いベランダの無い平屋は、発生率が低いです。
瑕疵保証は経年劣化や、自然災害による雨漏りなどには対応しません。
地震や台風などの自然災害には、火災保険があります。
台風で瓦が飛んで雨漏りになった時は、瑕疵保険では直せませんが火災保険で直せます。
その他にも、トイレが詰まった時や玄関のカギを無くした時に、業者を手配してくれる保険会社もあります。
以前、お客様がカギをどこかに落として家に入れなくなったと連絡がありました。
急ぐこともありとりあえず、ネットでカギを開けてくれる業者を探し手配したのですが、今のカギは、テンプルキー（泥棒が開けにくいカギ）なっているので、その業者では開けることが出来なかったことが有ります。
保険会社が手配する業者は、そんなことはないと思いますが確認しておいた方がいいです。
そして火災保険は、その他にもいろんなことに対応できる保証が付いています。
今一度保険内容をチェックしておいてください。
平家研究家 桧垣 幸夫
