今コロナ禍や戦争で円安になりで、物価が上昇しています。
何もかも値上がりしていますが、景気が良くなった訳ではありません。
景気が良くなって物が上がるのであれば、金利を上げて市場を抑えなくてはなりません。
しかし今は景気が悪いのに物が上がる、スタフグレーションの状態です。
最近は住宅ローンを選ぶのに、物が上がっているので金利も上がるのではないかと、固定金利タイプを選ぶ方が増えているようです。
固定金利の代表的なフラット35で、6月の金利は1.49%です。それをフラット35S(省エネルギー性、耐震性などを備えた質の高い住宅を取得する場合 )にすると10年間は1.24%になります。
3000万円を1.24%で借りて35年返済にすると、月々の返済は88,083円になります。
これを同じく変動金利で3000万円を、周南地区で一番安い西京銀行の0.55%で35年返済にすると、月々78,541円と約1万円も違ってきます。
固定金利は長期金利(10年国債利回り)に、変動金利は短期金利(信用の高い企業に貸し出す金利)に連動しますので、短期金利はほとんど動きがありません。
住宅ローン返済方法は、ほとんどの方が毎月の返済が変わらない元利均等払いを選択されています。
元利均等払いで35年払いにしている人は、利息の約半分を10年間で払うようになっています。
だから安い変動金利で、元金を早く少なくする方がいいと思います。
平家研究家 桧垣 幸夫