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家づくりコラム

2020.08.23

住みやすいR2.8.23

今日は、下松市生野屋で棟上げを行っています。

今日も暑くなるでしょうから職人さんたちは大変です。飲み物と休憩をたくさん取って、今日も一日頑張っていただきたいものです。

やっぱり平家は住みやすい家ですね。

フラットな生活なので平行移動がしやすいですし、事故の多い階段が無いので安全で安心して過ごせます。

その反面二階が無いのでプライバシー確保や、夏の夜に窓を開けて寝られないとか、家族の声がうるさくて部屋で勉強に集中できないなどの欠点も有ります。

しかし、二階建てより平屋が住みやすいことは昔からわかっていたことです。

なぜ、少し前までは住宅会社は住みやすい平屋に取り組まなかったのでしょうか?

それは平屋では家が小さくなるため、売上が少なくなるからです。

以前から30坪以上の平屋なら住宅会社も取り組んでいたのですが、それ以下の小さな平屋は避けていたようです。また30坪以上の平屋を建てようとすると広い土地が必要となります。しかしその広い分譲地が少なかったこともあります。

平屋は建築費が割高になります。そして広い土地が必要です。すると予算面でも扱いにくい案件だったわけです。

ところが十数年前から平屋を専門に扱う会社が現れ、小さな平家を建て始めました。

そして実物の見られる完成見学会で“小さな平家”を見ると、22~23坪の家にしてはずいぶん広い家に見えるのです。

それは広いリビングを中心にしてリビングから各部屋に行ける間取りなので、廊下を極力少なくしているからです。

だから小さくても家族が集まるリビングか広いので、広い家と感じられたのです。

そこで若い人達は、自分の親が住む2階建ては、自分たちが出て行った後は空き部屋になっていることに気づきます。その空き部屋は、すべてに2階だったのです。

そんな実家を見て無駄になる2階は止めて、平屋でいいのではと若い人達にも平屋が見直されてきたのです。

大きな平屋ではなく、“小さな平家”にしてください。

土地不足の今、普通の分譲地でも建てられる“小さな平家”で、住みやすい生活を楽しんでください。

平家研究家 桧垣 幸夫

home building professional

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