今の家は、段差のないバリアフリーが普通になっています。
我が家は約30年前に建てた家なので、部屋の入り口には敷居という段差がありました。
10年前に床のリフォームをして、段差のないバリアフリーになりました。
リフォームの主な目的は、リビングを床暖房にすることです。
当時の部屋の入口の段差は、床暖房のパネルとフローリングを足した厚みの24mmで、建具を取替えしなくてもバリアフリーになる丁度いい高さだったのです。
年を取ると、2cm3cmのわずかな段差が問題になります。
このわずかな段差につまずきコケて、骨を折って歩けなくなったりします。
反対に、段差が20cm30cmになると目に付きますからつまずくことは無くなります。
次に建具を引き戸にすることです。
引き戸は、わずかな動作で建具の開け閉めができます。ドアだと、押したり引いたりと動作が大きくなります。
そして廊下や入口を広くすることです。
尺モジュール(910mm)よりメーターモジュールにする方が、廊下や出入口が広くなり車椅子もスムーズに使えます。
そして最大のバリアフリーは、平屋にすることです。
二階建ては、二階という大きな段差があります。
家庭内の事故で多いのが、階段からの転倒事故です。高い位置から転倒すると、チョットしたケガではすみません。骨折して入院という事になりかねません。

やはり一階だけの平家がいいですね。
平家研究家 桧垣 幸夫