家の建て方として、一般的な木造軸組工法や2×4工法と大手住宅メーカーが採用するプレハブ工法が有ります。
一般に木造住宅、木造軸組工法や2×4工法をオープン工法といい、プレハブ工法をクローズド工法といいます。
この2つの工法で問題になるのが、建てて十数年後にリフォームしようとした時です。
オープン工法は、誰でも手を付けることができるのでオープンな工法です。
しかしクローズド工法は、一般に公開されていない工法なので建てた住宅会社でないと構造が分からない為、構造的なものを含むリフォームはその会社に依頼しなければならなくなります。
家を建てるときプレハブ住宅は、木造住宅と比べると高額な金額になります。
リフォームもその住宅会社に依頼することになるので、当然リフォーム工事も高額になります。
オープン工法なら数社に見積もりを依頼して、安い所を選ぶこともできます。
しかしクローズド工法は他の会社が出来ないので、その会社の言いなりな金額で依頼せざるを得なくなります。
「プレハブメーカーは大きな会社で安心ね」といっても、今まで何社か倒産しています。
だから倒産した会社の大掛かりなリフォームをすることが有るときは、大変なことになるのです。
このコロナ禍で先行きが見通せない今、イニシャルコストもランニングコストも高くなるクローズド工法より、オープン工法の家づくりがいいと思います。
平家研究家 桧垣 幸夫