今建設業界で、大変なことが起こっています。
輸入木材が入らなくなって、家が建てられなくなりそうなのです。
これをウッドショックと言って、「家が建てられない」「価格が上昇する」などの話が飛び交っているのです。
これは北米産や欧州産の木材が、アメリカや中国の建築ラッシュでそちらに流れ、JASやJIS認定の厳しい日本に入らなくなっているのです。
日本の建築は、集成材や構造材などに輸入材を使っています。
だから輸入材が無ければ家が建たないのです。
だったら日本の山には、スギなどの木がたくさんあるからそれを使えばいいではないかと思いますが、安い輸入材に押され日本の林業は衰退しています。
急に木を切れと言っても、林業に携わる人が少なくなっているので、供給を増やすこともできません。
木材が少なくなると確実に家の価格は上がります。
梁桁に使う米松は他の樹木に変わり、間柱など使われるホワイトウッドも他の樹木に変わり当然価格も上がってくるのです。
そして使う木材が限られ少なくなってくると材料が入りにくくなる為、工期も長くなると思われます。
これから家を建てようと考えている方は、余裕を持って家づくりを考えてください。
平家研究家 桧垣 幸夫