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家づくりコラム

2024.10.15

「すべり出し窓」のメリット・デメリット

こんにちは。
山口県で平屋を専門に設計施工している、平家工房みともです。

最近お客さまの平屋でも付けることが多くなった「すべり出し窓」。
特に、「窓は小さくてよい」という人におすすめです。
当社の事務所の窓も、ほとんどが「すべり出し窓」を設置しています。


「すべり出し窓」とは窓ガラスを外側に押し出して開くタイプの窓のことで、開き方は「横すべり出し窓」と「縦すべり出し窓」の2種類があります。
今回は、人気の「すべり出し窓」について、特徴やメリット・デメリットをご紹介します。

■「すべり出し窓」のメリット

最も大きな特徴は、一般的な引違い窓と違ってピタリと閉め切ることができるため、気密性が向上することです。
熱の出入りが大きい窓の気密性が上がることで、外の気温に左右されにくくなり、冬の寒さや夏の暑さの影響を受けにくくなります。
また、お隣との距離が近い場合には、横長の窓を高めの位置に取り付ければ、プライバシーを確保しながら風や光を取り込むことができます。
引き違い窓のように真ん中に桟(さん)がないので、外の景色を楽しむ“風景窓”としてもおすすめです。


・隙間なく締めきれるので気密性が高まる
・結露しにくい
・風を効果的に取り入れられる
・高めの位置に設置してプライバシーを確保しやすい
・窓の真ん中に桟(さん)がないので、より外の景色が美しく見える

■「すべり出し窓」のデメリット

押し出して開ける窓のため、引き違い窓に比べて力が必要です。
そのため、使う場所や開け閉めする頻度を考えて設置しないと、使いづらさを感じてしまいます。


・背の低い人は高い位置につけると開閉しづらい
・網戸が内側の設置なので虫が入ってくることがある
・壊れた時の修理代は引き違い窓より高い


すべり出し窓には、気密性の向上やプライバシーの確保などのメリットがある一方で、設置場所やサイズを工夫しないと、使い勝手の悪い窓になってしまいます。
窓は、光や風を取り込んでくれる大事なものです。
使いやすく快適に過ごせる窓を、一緒に考えてみませんか?


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