今山口県内にある地方銀行は、ネット銀行を意識した金利を発表しています。
変動金利で、山口銀行が0.575%、西京銀行が0.55%,広島銀行が0.555%の金利を前面に出して、ネット銀行と対抗しようとしています。
ネット銀行で条件は付きますが、一番安い金利が0.31%です。
条件とは、携帯電話会社と電力会社を特定の会社にすれば金利を安くするというものです。
ネット銀行の場合問題なのは、お客様がネット銀行と直接やり取りしなければならないことです。
地方銀行ですと、私達も間に入って一緒に手続きしますので、スムーズに進みます。
しかしネット銀行は、我々抜きで銀行と手続きしなければなりません。
初めて住宅ローンの手続きする右も左もわからない全く素人のお客様が、専門用語も出てくる手続きに、銀行の担当者とやり取りしますので大変だと思います。
そしてネット銀行は、つなぎ融資をしているところが少ないのです。
初めての方は、”つなぎ融資?”になったと思います。
住宅ローンは、家が出来上がってからでないとお金が借りられなのです。
土地を購入して家づくりをされる方は、家を建てる前に土地代を払わなければなりません。
この土地代を支払うのに、一時的に銀行につなぎで融資をしてもらうのです。
建物も、建築途中で一部お金を払う契約になっています。その時はつなぎ融資で払うのです。
ネット銀行では、つなぎ融資をするところを紹介はしてくれますが、手続きは紹介された金融機関とするようになり、また分からない事のやり取りで大変です。
何れは、地方銀行もネット上で手続きをするようになると思いますが、今はまだ銀行の担当者と我々も立ち合い、面談し会話しながら手続きが出来るので安心です。
平家研究家 桧垣 幸夫