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家づくりコラム

2021.08.01

軒ゼロはいらないR3.8.1

最近は緩やかの勾配の屋根が多くなっています。

その緩勾配の屋根材は、金属製にしなければ雨漏りの原因になります。

外観も箱型のシンプルな家が流行っています。そして箱形の家はほとんど軒が出ていない家になっています。

緩勾配で、軒が出ていない家は予算的に安く建てられるのも人気の理由となっています。

それは屋根材や外壁材が、普通の家より少なく済むからです。

いくら金属製と言っても屋根勾配が緩いとやはり雨漏りが気になります。また軒が無いという事も雨漏りの原因になります。

そして屋根裏の面積が少なくなりますので、雨の音や太陽の暑さをもろに受けます。

また雨の多い日本では、軒が無いため雨が外壁に直接当たり、外壁の劣化も早くなります。

こんなことを考えると、今は流行っているが、これは一時的なものとして終わってしまうのではないかと思います。

やはり屋根材は、昔から使われている焼き物の瓦がいいです。100年は持ちますし、50年間はメンテナンスフリーです。

今の瓦は防災瓦になっていて、台風が来ても飛ばないし、地震でもずれ落ちないように出来ています。

やはり雨の多い日本の住宅の屋根材は、耐久性の高い材料で軒の出もしっかり出た家がいいです。

平家研究家 桧垣 幸夫

home building professional

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