本格的な冬が近づいてきました。
古い家は、これから結露に悩まされる季節になります。
数年前に親戚の家を建てました。
建てた後、訪問すると樹脂サッシが結露するというのです。
詳しく聞くと、「寒くなるので24時間換気を止めている」そして「石油ファンヒーターを使っていた」というのです。
リビングは床暖房にしていたのですが、プロパンガスは高いという思いがあったので、石油ファンヒーターを使っていたようです。
24時間換気を止め、ファンヒーターを使えは、それはいくら樹脂サッシといえども結露します。
この様に使い方を間違えば、本来の家の性能は生かされません。
今の家は性能が良く、気密性や断熱性も高くなっていて、特に熱の移動が多い窓に、樹脂サッシを使っていれば冬暖かく夏涼しい家になります。
この業界に長くいる私は、年々家の性能がよくなっているのを実感しています。
10年経てば性能はガラリと変わっています。
それでも他の業界と比べると建築業界は、動きが遅いように感じます。
平家研究家 桧垣 幸夫