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家づくりコラム

2020.11.29

片流れ屋根はいらないR2.11.29

最近の新しい家は、黒い壁と片流れの屋根の家ばかりです。

昔から言われていますが、景気のいい時は暗い色が流行り、景気が悪くなると明るい色が使われます。今は景気がいいのですかね。

でもコロナの影響で今後どうなるか分かりません。来年位から明るい色が使われ始めるかもしれません。

昔の屋根の形は、寄棟、切妻、入母屋と大体3種類くらいでしたが、ここ数年前から片流れの屋根が流行りだしました。

私が、平家を建て始めたのが17~8年前です。

その時最初に建てた平家が、片流れの家だったのです。

その当時は、平屋イコール年寄りの家のイメージでした。

それをおしゃれな平家の家にして、若い人達に建ててほしかったのです。

平屋にすると廊下が少なくなるため部屋の広さは変えなくても家が小さくなり、そして家が小さくなるという事は予算も抑えられ、若い人達にも建てやすくなるのです。

ただ小さな家では見劣りするので吹抜けを取り、大きな家に見えるような外観にしました。

これが最初に建てた”平家”です。

吹抜けと併せてロフトも作ったりしたので、片流れの屋根が多くなりました。

その後太陽光発電がブームになり、屋根面積を広くするため、他の住宅会社も片流れの屋根を建てるようになり、片流れ屋根の家が多くなったのです。

しかし、片流れの屋根には、雨漏りや外壁が劣化しやすいなどの欠点が有ります。

私が思う一番いい屋根の形は、寄棟です。

台風などの自然災害にも強いく、四方に屋根があるので外壁も劣化しにくくなります。

ただ、デザイン的には面白くない家になります。

だから結局は、切妻に落ち着くのかな?

平家研究家 桧垣 幸夫

home building professional

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