こんにちは。
山口県で平屋を専門に設計施工している、平家工房みともです。

お家の“顔”である「外観」。
新築するなら、外観のデザインにもこだわりたいですよね。
今回は、平屋の外観をおしゃれに魅せる3つのポイントをご紹介します。
■1:外壁の「色」と「素材」

外観の中でも、面積の広い外壁部分は選ぶ色や素材で印象が変わります。
近年人気が高い色は、スタイリッシュな印象を与える「黒」の外壁。
シンプルで飽きがこず、モダンなテイストに仕上がります。
木目調との相性も良く、少し柔らかな雰囲気をプラスしたい場合は、玄関ドアや外構で木目調のものを使用するのがおすすめです。

ナチュラルで優しい印象にしたい方は、白やベージュなどの明るい色が人気です。
ただ、外壁はデザインだけでなくメンテナンス性を重視する方も多く、汚れが目立ちにくいという点でもダーク系の色が好まれます。
素材は、サイディング、ガルバリウム鋼板、タイル、塗り壁、板張りなどがあります。
その中でも平家工房みともで使用している外壁材は、コストパフォーマンスが良く色や種類も豊富なサイディングです。
タイルは高級感、塗り壁や板張りは温かな雰囲気を演出できます。
ガルバリウム鋼板、サイディング、タイルは、メンテナンス性にも優れているのも特徴。
それぞれに良さがあるので、より自分のイメージに合う素材を選んでみてください。
■2:「屋根」のデザイン

屋根のデザインも、外壁と同様に印象を大きく左右する重要なポイントです。
平屋の屋根の形で採用することが多いのが、「切妻屋根」と「片流れ屋根」。
切妻屋根は、三角形のデザインが特徴で、日本で古くから採用されてきた屋根の形です。
和風、洋風、モダンなど、どんなテイストの家にも合う万能なデザインが魅力です。
片流れ屋根は、屋根の一方向にだけ傾斜している屋根の形で、最近街なかでよく見かけるようになりました。
スタイリッシュな印象にしたい、モダンなテイストに仕上げたい方に選ばれています。
どちらを選ぶかは好みですが、これまで多くの平屋を手掛けてきた平屋のプロとしては、「切妻屋根」がおすすめです。
その理由は、流行り廃りを感じさせないシンプルなデザインは、いつまでも飽きがこず、長く愛着が持てるからです。
軒があることで外壁に汚れが付きにくく、メンテナンス性に優れているというメリットもあります。
切妻屋根を選んだ場合、間口側に妻側(三角形)を見せるとファサードが印象的に。
また屋根の勾配は、きつくすると洋風に、緩くすると落ち着いた雰囲気を演出できます。
破風や軒天の色を木目調にしたり、外壁とは違う色を選んだり、おしゃれなアクセントを入れるのもいいですね。
■3:「窓」のバランス

窓は、屋根の軒側にリズミカルに並べる、高さやサイズを揃えるなど、配置や大きさを工夫することで美しい外観をつくることができます。
配置については、家全体の設計やデザインとのバランスを考えながらご提案させていただきますが、お客さま自身でアレンジできるポイントとして「サッシの色」があります。

例えば、人気の黒の外壁の場合、
「黒×黒」とサッシも黒を組み合わせると、スッキリとカッコいい印象になります。
「黒×ステン」だと、黒の外壁を引き立てつつ洗練されたイメージに、
「黒×白」だと、かわいらしい感じがプラスされて優しい雰囲気になります。
今回ご紹介したポイントを押さえることで、平屋の外観はグンとおしゃれに仕上がります。どんなテイストにしたいかをじっくり考えながら、楽しみながらデザインを決めてみてください。