注文住宅を検討する際に2階建てか平屋のどちらかで悩んでいる方はいらっしゃいますでしょうか。
この2つの最大の違いは2階があるかないかの違いですが、第3の選択肢として中二階のある平屋があります。
本記事では中二階のある平屋についてご紹介します。
平屋をご検討されている方はぜひご参考にしてください。
□2階建てと中二階のある平屋の違いとは?
2階建ての建物と中二階のある平屋は何が違うのでしょうか。
2階建ては「1階+2階+屋根」という構成になっており、中二階のある平屋は「1階+中二階+屋根」という構成になっており、小屋裏を中二階として使っております。
中二階のある平屋は小屋裏を利用するため、コストダウンにつながります。
中二階の位置によって屋根の形が変わります。
屋根の種類には中央に頂点がある切妻屋根と左右非対称の形をした屋根があります。
切妻屋根の方がコストを抑えることができます。
□平屋に中二階を作るメリット・デメリットとは?
中二階のある平屋のメリット・デメリットをご紹介します。
*メリット
中二階を作るメリットを3つご紹介します。
1つ目は収納スペースが増えることです。
中二階を作ることにより中二階の下の部屋が大量の収納スペースになります。
中二階は7段の階段で上がります。階段も短いので安全です。
1階が収納になるので物の出し入れがスムーズにできます。
2つ目は2階建てより税金の負担が少ないことです。
固定資産税は延べ床面積が大きいほど多く税金がかかります。
中二階の下の部屋は建築基準法において天井高が1.4mなので「居室部分」の扱いにはならないので、延べ床面積に入りません。
よって、2階建てよりも固定資産税を抑えることができます。
3つ目は、中二階の下の部屋を秘密基地のように使うこともできることです。
中二階の下の部屋は収納スペースだけでなく、寝室、書斎、子供部屋、趣味の部屋など様々な使い方ができます。
家族にとっての秘密基地のような存在になり、日々の生活を楽しく過ごせるかもしれません。
*デメリット
デメリットを3つご紹介します。
1つ目は建築費が上がることです。
階段が必要だったり、中二階の下の部屋は天井高が低いだけで工事手間や材料費がかかります。
2つ目は天井が低いため、姿勢がきついことです。
中二階の下の部屋は天井が低いため、大人は基本的に腰をかがめて部屋内を移動する必要があります。
部屋として使う場合には、不便を感じる可能性があります。
3つ目は、家が少しだけ大きくなることです。
中二階に上がるための階段が必要になります。階段部分の約1畳分家が大きくなります。
□平屋に中二階をつくる際の注意点とは?
平屋に中二階をつくる際の注意点を2つほどご紹介します。
1つ目は空間に制限があることを意識しましょう。
デメリットの部分でご紹介したように平屋の中二階の下の部屋は天井が低いため大人が部屋として使用した場合、天井に頭があたってしまう可能性があります。
また、広さにも制限があるため、人によっては窮屈に感じる可能性があります。
2つ目は図面段階での間取りをしっかり確認しましょう。
中二階の下の部屋は収納や部屋として活用することができますが、ただ設置すればよいというものではありません。
図面の段階で、どのように使うか、安全に使用できるかなどの確認はしておきましょう。
□まとめ
本記事では、中二階のある平屋と2階建ての違い、メリット・デメリット、建てる際の注意点についてご紹介しました。
メリット・デメリットを考慮してどのような用途で使うのかを考えて設置を考えましょう。
当社ではお客様のニーズに合わせた平屋をご提案しております。
住宅づくりでわからないことがありましたら、ご気軽にお問い合わせください。