今家を建てる時、地盤の調査をしなければなりません。
調査の結果では、地盤改良工事が必要となることが有ります。
建て替えなどで、今までそこに問題なく家が建っていたところでも調査結果で、改良工事をしなければならいという事もよくあります。
地盤調査をする時、気を付けなければならない事が有ります。それは、調査会社と改良工事会社が同じという会社は、なるべく避けた方がいいという事です。
サラリーマン時代、調査会社と改良工事を一緒にやる会社に地盤調査を依頼していたことが有りました。するとその会社の決算期が近づくと地盤調査の結果が悪くなり、改良工事をしなければならないという事がよくありました。
その会社は、調査結果を悪くして数十万かかる改良工事で決算を良くしようとしていたのです。
調査専門の会社は、よほど悪い地盤でないと改良工事が必要という結果は出しません。
その代わり調査結果が悪いと、改良工事代は100万円以上覚悟しなければなりません。
という事は、地盤が悪い土地は買わない方がいいという事になります。
しかし、地盤調査はいつするかといえば、土地の契約が済んでからになります。
無理を承知で、契約前に調査をしてもいいか売主に頼んでみるのもいいですが、調査結果が悪くて値引きを要求されたり、契約しないという事になったら困るので、大抵断られると思います。
私共はジャパンホームシールドという所で、地盤調査を依頼しています。
この会社は、今まで調査した結果を地図上に載せています。
近くで調査結果が有れば参考にしていますが、やはり実際に調査をしてみないと地盤の強弱は分からいものです。
だから私共の会社では、資金計画の中に改良工事代を加えたもので予算をたてて提案します。
調査結果で改良工事が必要でないときは、住宅ローンの借り入れを少なくしたり、仕様のグレードアップに使ったりしてもらっています。
平家研究家 桧垣 幸夫