以前、みともで平家を建てていただいたお客様の話です。
このお客様も、土地を探していらっしゃいました。
私の事務所の近くの借家に住んでいて、借家の近くを探していました。
昔も今も土地が無く、土地探しが大変です。
そこでそのお客様が住んでいる近くに2区画に分けられそうな畑があり、「1区画分は我が社で買い取るから交渉してみたら」とすすめました。
早速お客様は直接地主さんに交渉に行かれました。
すると地主さんは「私は売る気が無いが、あなたの大家さんが田んぼを売りたがっている」と教えてくれたそうです。
そして大家さんに会いに行き、売る気があることを確認して、私の所に連絡がありました。
そこで私が大家さんの所に行っきて話をしてきました。
子ども達は県外で家を建て、帰ってくる予定が無いので売ってもいいとの事でした。
それでそのお客様は、立地条件のいい場所に、土地情報の提供者として価格も安くしてもらい家を建てることが出来ました。
この様に究極の土地探しは、直接地主さんの所に行って交渉することです。
普段は、「土地を売りませんか」と不動産屋やアパート建築業者ばかりがやってくるところ、近くに住んでいる素人の方が来れば地主さんも無下にできません。
この地主さんのように、自分は売る気が無くても近くの地主さんの情報を教えてくれるかもしれません。
地主さんどうしは昔から付き合いが有り、どこが売りたいかの情報は持っていると思います。
不動産屋や建築業者から土地の情報を待つだけではなく、自分で動いてみる手もあると思います。
平家研究家 桧垣 幸夫