私が家を建てた20数年前は、新築の家にはほとんど出窓が付いていました。
今はどうでしょう、出窓のある家はほとんど見かけなくなりました。
出窓の良さは、坪数が増えないのに窓が出ている分、部屋が広く見えることです。
また出窓に花を飾ったり物を載せたりできます。
その当時は造り付の出窓と、おしゃれなサッシの出窓が有りました。
我が家も、和室に書院風の造り付けの出窓と、リビングに台形のサッシの出窓が有り、2階には造り付の出窓と台形のサッシの出窓で、計4か所取り付けてあります。
私の住んでいる団地は同じ時期に建てているので、私の家と同じくらい出窓の付いた家が多いと思います。
ではなぜ出窓の家を見なくなったのでしょう。
まず”みとも”で使っているYKKAPの樹脂サッシには、そもそも出窓が無いのです。
断熱性を重視する樹脂サッシでは、出窓は家から外に張り出すので断熱性が下がるので作っていません。
またアルミのサッシでも出窓サッシは結構高くなるため、窓に予算をかけるよりシステムキッチンなどをランクアップしたりする方に予算が回っているのです。
こんな理由で、最近の家は出窓が少なくなったのです。
確かに私が平家を建て始め、一番最初に建てた家以外出窓のある家を建てた記憶がありません。
平家研究家 桧垣 幸夫