こんにちは。
山口県で平屋を専門に設計施工している平家工房みともです。
今回は令和4年(2022年)の税制改正で、利用できる期間の延長と内容の一部改正がされた住宅ローン減税についてお伝えしていきます。
■住宅ローン減税とはどういう制度?
住宅ローン控除(減税)とは、正式には「住宅借入金等特別控除」のことです。
無理のない負担で居住ニーズに応じた住宅を確保できるようにするため、「住宅ローンを借り入れて住宅の新築・取得又は増改築等をした場合に、年末のローン残高の0.7%を所得税(一部、翌年の住民税)から最大13年間控除する」制度です。
■住宅ローン減税は、何年受けられるの?
一定水準の環境性能を満たさない新築住宅を取得した場合には、2024年から住宅ローン減税の「対象外」になります。つまり、控除は「なし」ということになるのです。
一定水準の環境性能とはいわゆる「省エネ住宅」で、外気温による室温への影響が少なく、エアコン等で使用するエネルギー(電気量)を節約できる住宅のことです。
窓や外壁の断熱性能が高ければ外の温度に影響されすぎず、夏は涼しく冬は暖かく快適に過ごせます。
エネルギー(電気量)を節約できる住宅とは?
エネルギー(電気量)を節約できる住宅とは、高性能のエアコンや給湯器、LED照明などでエネルギーの消費量を減らしたり、太陽光パネルを設置したりして自宅で生み出したエネルギーで生活できる住宅を指します。
住宅借入金等特別控除ではこうした性能が一定水準以上である事が求められ、水準に満たない場合は控除を受ける事ができません。
具体的な、一定水準以上の住宅とは以下の3つになります。
①認定長期優良住宅・認定低炭素住宅
②ZEH水準省エネ住宅
③省エネ基準適合住宅
2024年入居以降の、それぞれの省エネ基準で受けることが可能な借入限度額は下記となります。
国土交通省 住宅局資料「住宅ローン減税における 省エネ性能の必須要件化について」より抜粋
平家工房みともでは①認定長期優良住宅・認定低炭素住宅②ZEH水準省エネ住宅③省エネ基準適合住宅
それぞれの適合住宅の建築を行っております。
<詳細な要件や借入限度額、控除額についてはこちらを参照してください>
国土交通省 住宅局資料「住宅ローン減税 省エネ要件化についての説明会資料」ページ
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001614831.pdf
住宅ローン減税の制度を利用する方法についてや、家を建てるにあたり更に詳しいお話を聞きたいという方はお気軽にご連絡ください。
さまざまな費用に関してご不安を解消するための場としても、ぜひご活用ください。