前回の続きで間取りの取り方を説明します。
尺(910mm)モジュールに合わせたユニットバスは、1616タイプが一番多く使われています。
1坪(1820mm×1820mm)のスペースに入るのが、1616タイプのユニットバスです。
1坪とは、畳2帖の広さです。
みともでは尺モジュールでなくメーターモジュールですから、畳2帖のスペースにすれば1616のユニットバスを据えると隙間ができます。
だから浴室と洗面所は、二つの部屋を3500mmの間口で、奥行を1820mmにしています。だから浴室を1820mm×1820mmで洗面所は1680mm×1820mmで取っています。そうするとユニットバスはぴったり収まり、洗面台と洗濯機もちょうどいいスペースで置けます。
本来なら2000mmの寸法ですが、それが1820mmになるのですから180mm分、他の部屋に振り分け広くするようにしています。
この様に標準仕様を一番多く使われている設備にすると、価格もメーカーと安く交渉できるのです。
みともの間取りはこの3500mmの寸法を多く使っています。
LDKは、3500mm×8000mmの約17帖にしています。主寝室は、3500mm×3000mmの約6帖、子ども部屋は、3500mm×2500mmにクローゼットを取って約4.5帖という間取りが多いです。
基本モジュールをメーターモジュールにし、尺モジュールとも相性のいい間取りにしています。
平家研究家 桧垣 幸夫