私がメーターモジュールを採用する理由は、家を小さくすることです。
尺モジュール(0.91m)よりメーターモジュールは、1マス単位ではメーターモジュールの方が9cm広くなるのに、なぜ小さくなるのか?と思いますよね。
尺モジュールだと玄関とホールは、1.5マス(1.365m)×2.0マス(1.82m)で各スペースを作ることが多いですが、メーターモジュールでは、1.0m×2.0mで充分な広さが確保できます。
リビングも尺モジュールだと間口を4マス(3.64m)取りますが、メーターモジュールでは3.5mで対応できます。
メーターモジュールでは、この3.5マスが家を小さくするために生きてきます。
子ども部屋も2.5m×3.5mの中にクローゼットを取って机とベッドを置いても、余裕の広さになります。
水周りも、尺モジュールなら4マス(3.64m)の間口で洗面所と浴室を配置しますが、メーターモジュールでは3.5m間口で洗面所と浴室がぴったり収まります。
この様にいろんな所にサイズを抑える事コツが有るので、家を小さくすることができるのです。
しかし、廊下などの1マス間口で対応するところは9センチの広さが確保でき、ゆとりが生まれます。
メーターモジュールを長年採用してきたことで、広くても小さくできる家づくりが提案できるのです。
平家研究家 桧垣 幸夫