こんにちは。
山口県で平屋を専門に設計施工している、平家工房みともです。
屋外と室内をつなげる「中庭」。
アウトドア空間として、自然を感じる空間として、
暮らしに楽しさや心地よさ、開放感をもたらしてくれます。
中庭の作り方は、お客さまのご要望に合わせて様々なカタチにできますが、
今回は、ちょっとユニークな
「コの字型」「ロの字型」の中庭のある平屋のメリット・デメリットをご紹介します。
■コの字型で囲った中庭
コの字の凹み部分に中庭を配置した「コの字型」の間取り。
中庭の一部だけ建物に囲まれていないので、
光や風の心地よさと開放感を十分に感じられ、アウトドアが好きな人におすすめです。
【メリット】
・屋外の開放感とプライベート感の両方が楽しめる
・LDK以外のお部屋からも中庭の様子が見える
・BBQをしても煙たくならない
・外からもアクセスできる
・室内に光を取り入れやすい
【デメリット】
・プライバシーが守りにくい、目隠しが必要
・建築費用が高くなりやすい
・外壁の面積が多くなるためメンテナンス費用も高くなる
■ロの字型で囲った中庭
建物の中央に空間を設け、4辺が建物に囲まれた「ロの字型」の家の中庭。
周りの視線を一切気にせず過ごせるプライベートガーデンです。
おうちカフェやお酒を飲んで楽しむなど、屋外の心地よさを味わいながらくつろぎたい人におすすめです。
【メリット】
・プライベートを確保できる
・外から見えないので、カーテンがいらない
・家で外の気分をゆっくり楽しめる
・室内のどこにいても中庭が見える
・室内に光を取り入れやすい
・囲われた空間なので、洗濯物を外に干して出かけられる
【デメリット】
・壁に囲われているためBBQをすると煙が室内に侵入しやすい
・建築費用が高くなりやすい
・広い敷地が必要
・外壁の面積が多くなるためメンテナンス費用も高くなる
・メンテナンス時に業者が家の中を通る必要がある
コの字型とロの字型の平屋では、建物の横に庭をつくる場合と比べて、
お部屋から中庭の距離が近く、より自然を身近に感じられます。
新築を建てるなら中庭がほしい!
と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください!